【税理士試験】働きながら税理士5科目合格者の勉強法!

しっぽ
この記事を書いた人
・30代前半男性
・働きながら税理士試験5科目合格(簿財法所消)
・税理士を目指す人を応援したい
・質問、意見などツイッターで連絡ください!

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働きながら税理士試験5科目に合格したしっぽです。

合格証書の写真
結果通知書の写真

このブログでは、税理士に合格するための方法を紹介しています。
この記事では、日々の時間の使い方など具体的にどうやって勉強をしていけばいいか紹介します。

しっぽ

この記事を読めば税理士試験に合格するための勉強法がわかるよ!

オススメの予備校などについては、この記事に書いているので参考にして下さい▼

目次

合格に向けた全体像

税理士に合格するためには、目的や合格までの目標期間を定めて1日単位でやるべきことを細分化することが大切です。

しっぽの場合は以下のように、社会人10年目までに合格するという目標を立てて、日々やることを決めていました。

みこまろ

10年単位の目標はすごいね!実際はどうなったの?

しっぽ

目標どおり社会人10年目で合格できたよ。税理士試験は7年だね。毎日やるべきことをやり続けられたことが合格に繋がったよ!

予備校の通学・通信どちらがいい?それぞれのメリットなど解説!

資格の大原など予備校を利用する場合に、校舎に通学するかWEBなどの通信で受けるかどちらがいいんだろうか?と迷うこともあると思います。

ここでは通学・通信それぞれのメリット・デメリットとおすすめの方法を紹介します。

メリット・デメリットまとめ

まず、通学と通信のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

通学のメリット・デメリット

通学することの最大のメリットは学習習慣ができることです。
毎週決められた時間帯に予備校に行くことで、学習する習慣が確立できます。
また、予備校に行けば熱意のある先生や同じ目標を目指す仲間が多くいるので、自分一人ではないという安心感を持つことができます。

一方、やはり通学するには時間がかかりますし、決められた時間に行かなければいけないので時間に融通が利かないことがデメリットです。

予備校に通う時間があるけど、まだ学習習慣が出来上がっていないという人には通学がおすすめです。

通信のメリット・デメリット

通信の最大のメリットは時間の融通が利くことです。
特に働きながら勉強する人は、なかなかまとまった時間を確保することが難しいと思いますが、隙間時間に細かく区切って視聴することも可能です。視聴速度も調整できるし、画面を止めたり、何度も見返したりできるので、自分の都合に合わせて学習できます。
従って、勉強の効率性は通信の方が良いということになります。

通信のデメリットはダラけてしまう危険性があることです。
上に書いたように、時間の融通が利くことで逆に今じゃなくていいやと思ってしまい、ダラダラと学習が進まない危険性があります。
大切なのは、勉強する習慣を確立し、決められた範囲を決めた期間に絶対にやるということです。この学習習慣ができている人には通信がおすすめです。

おすすめの勉強法

このメリット・デメリットを踏まえておすすめの勉強法は、学習習慣ができるまでは通学し、学習習慣が確立されたら通信で勉強することです。

現実的には、最初の1科目は通学で学習し、1科目合格できれば2科目目からは通信にするのが良いのではないでしょうか。

また、通信で学習していても、直前期の模試は試験と同じ環境で受けるべきなので、予備校まで行って受けるべきです。
大原では通信講座を選択していても直前模試は通学できる仕組みになっているので、直前模試は予備校で受けましょう!

みこまろ

通学と通信は自分の状況によって使い分けることが大事なんだね!

しっぽ

そうだね。効率的なのは通信だけど、ダラけてしまうこともある。決めたことを絶対にやる強い意志を持って通信で学習することが一番だよ!

1年単位での勉強法

試験勉強を1年単位で捉えると、以下のようになります。
基本的に9月~8月の1年で1科目を合格するという前提で記載しています。

9~12月

初期の基礎固めの時期です。まだその科目の特色をつかみ切れていないでしょうし、勉強習慣が出来上がっていない可能性があります。

勉強習慣を確立するためにも、決められたカリキュラムを忠実に実行しましょう!

年末年始

お仕事や家庭の状況にもよりますが、普段よりも比較的に時間がとりやすいのではないでしょうか。
もしも、ここまででカリキュラムに遅れが出ているようならば、この期間に確実に挽回しましょう!

また、自分の苦手な項目があればこの期間に復習して理解しておきましょう。
1月以降は応用の内容が入っていますので、ここまでの基礎が固まっていないとカリキュラムについていくことが困難になります。

1~4月

年が明けて、応用期に入ってきます。
この期間に大切なことは、しっかりとカリキュラムについていくことです。

一般的な企業では決算期に入りますし、税理士法人勤務の方は申告業務で多忙となるでしょう。
働きながら合格を目指す人にとっては苦しい時期になりますが、いかにリズムを崩さず基礎期で確立した学習習慣を継続できるかが勝負です。

もし遅れが出そうであれば、職場の休みを取ることや他にやらなければいけないことを誰かにお願いして時間を作るということをやってもいいと思います。

何よりも、遅れずついていくことに全力を注いでください。
ここを乗り越えられたら合格はグッと近づきます!

ゴールデンウイーク

ゴールデンウィークが過ぎれば試験演習の直前期に入ってきます。
直前期を迎える前に、リキュラムに遅れが出ていればこの時期に確実に挽回しておきましょう。
また、ここまででほぼカリキュラムが一周していると思います。理論については、ここから定着のために何度も周回することになります。
直前期に理論の周回ができるように、弱いなと感じる理論はこの時期に一度復習しておくなどして、弱点を克服しておきましょう。

5〜7月

ゴールデンウィークが明ければ試験直前の演習期になります。
この時期はひたすらに試験演習と間違えた部分の復習・理解になります。

この時期にオススメなのは、毎日計算の総合問題を1問以上解くことです。
計算の総合問題は、どの科目でも70分以内に解くことが目安とされますので、長くても1日70分です。この時間だけは確保しましょう。

総合問題は、予備校の問題集、過去問、市販の予想問題集等です。
5月以降毎日解けば、過去問などは2周できるでしょう。
これだけやれば、他の受験生が解いている問題で自分が解いていない問題がなくなります
これにより、試験当日に圧倒的に自信を持った状況で臨めます。

また、この時期はひたすらに理論を周回することになります。
予備校のカリキュラムに従って、模試の範囲の理論をしっかり覚えることを繰り返して下さい。
これで覚え切れるか不安になるかもしれませんが、何度も繰り返すうちに覚える時間が短くなります。予備校を信じてカリキュラムを徹底して下さい。

8月

8月はついに試験を迎えます。ここまでくれば、自分の力を全て発揮することが大切です。

何より体調管理に気をつけましょう!この期間に体調を崩してしまって試験に力を出せないとなれば、1年間の努力が報われません。

また、仕事をしている方は休みを取って試験に臨むことになりますから必ず職場に休みの予定を伝えましょう

ここまでくれば、あとは自信を持って当日を迎えましょう。
あなたを待っているのは合格だけです!

みこまろ

なるほど!しっぽはこんな感じで勉強していたの?

しっぽ

こんな感じだね。この勉強法を徹底できた年は毎年合格できたよ!

1か月単位の勉強法(毎月の試験で合格水準を取る)

上の項目で1年単位の勉強法について説明しました。
ここでは、1か月単位で必要なことを説明します。

基本的に予備校では1か月毎に試験が実施されます。
大切なことは予備校の試験で合格水準とされる成績を取ることです。
資格の大原では、毎月の試験で上位30%に入っていれば合格出来ると言われていますので、大原を利用している人は毎月上位30%に入ることに全力を注いでください。
大切なのは、毎月の試験を本試験と同様の気持ちで、必ず合格水準を取る気持ちで受けることです。

税理士試験の学習は長期間に及びますから、どうしてもモチベーションが下がってしまう時期がありますが、このように、毎月の試験を目標にすることでモチベーションが低下することを防止することができます。

みこまろ

しっぽは毎月の試験で上位30%に入っていたの?

しっぽ

基本的には入っていたけど、入れない時もあったね。そんな時は理解できていない項目をしっかり復習したよ。毎月の試験で弱点を認識して復習することも大切だね!

1週間単位の勉強法(カリキュラムを確実にこなす)

1か月単位で予備校の試験で合格水準の成績を取るために、1週間単位でやることは、予備校のカリキュラムを確実にこなすことです。

試験科目や予備校にもよりますが、初学者の1年間合格プランであれば授業は週2講座(1講座3時間程度)だと思います。
この講座の受講と、カリキュラムとして定められている宿題を全てやることを1週間の目標としましょう。
自分の仕事の状況や生活リズムに合わせて、講座を受講する曜日を固定しておくと習慣づけしやすいでしょう。

また、資格の大原では毎回講義の前に、前回の講義範囲の内容の小テストがあります。
毎回の小テストについては満点を取るつもりで受験しましょう。
満点が取れなかったら、理解が追いついていないのでしっかりと復習しましょう。

みこまろ

毎週2講座は大変だね!しっぽはいつ受講していたの?

しっぽ

平日は仕事で忙しかったから基本的に土日に受講していたよ。土日だと受講前にしっかり復習して小テストに臨めるからオススメだよ!

1日単位の勉強法(毎日やるべきことをやる)

1週間のカリキュラムを確実にこなすために毎日やることを決めましょう。決め方の手順は以下の通りです。

毎日のやることの決め方

①講座を受講する日を決める
②講座受講日までの宿題を毎日に分割する
③予備時間を作る(予定通りに行かなかった時に修正)

しっぽ

しっぽの1週間のスケジュールはこんな感じだよ▼

1日単位でやることを決めたら、一番大切なことは決めたことを確実にやり続けることです。

1日1日のやるべきことができなければ、1週間のカリキュラムに遅れが出て、1か月の試験で合格点に達せず、結果的に試験合格はできなくなります。

逆に、1日単位でやることを確実にこなしていけば、1週間のカリキュラムをこなし、1か月の試験で合格点に達し、本試験でも合格できます。
1日単位でやるべきことをやり続ければ合格できるのです!!

税理士試験は長期間に及びますが、長期的な目標を立てると漠然としてイメージが湧きませんし、モチベーションも続かないでしょう。
1日1日やるべきことを確実にやることを目標にして、それを毎日達成し続け、小さな成功を積み重ねることが大きな成功につながるただ一つの道です。

この1日にやるべきことを確実に出来るように1日の過ごし方を決めていきましょう。

みこまろ

しっぽは1日のことをやるためにどんな工夫をしていたの?

しっぽ

僕はやるべきことを終わらせてから他のことをやることを徹底したよ。平日は仕事前に終わらせるために4時半ごろに起きていたね!仕事終わりはしんどいから効率が落ちるし、後でやろうとすると出来ないことが多い。「今やる」ことが大切だったね!

試験直前の過ごし方(試験当日と同じ1日を過ごす)

上の勉強を1年間続けていけば合格は目前です!
あとは、試験万全の状態で臨むことが大切です。
そのための直前期の過ごし方を説明します。

まずは体調を万全に整えましょう
体調を崩して試験が受けられない場合や試験で力を発揮できなくなれば1年間の努力が報われません。試験直前期は無理をしてしまいがちですが、あまり無理せず、体調を整えることに集中しましょう。

もう一つオススメなのが、試験当日と同じ1日を過ごすことです。
具体的には、起きる時間や乗る電車を同じにして、実際に試験会場(大学等)に行きます。そして、試験会場近くのカフェや学習スペースで試験当日と同じ時間に過去問や予想問題集を解くのです。
(試験会場が大学であれば、大学内のカフェなどでもいいと思います。)

これをすることで、試験当日に初めてではない安心感や余裕が生まれます。
税理士試験は2時間と短い時間で問題を解かないといけないので、ミスが命取りになります。このミスをしないためにも精神的に余裕を持つことは非常に重要です。

僕は試験前は数日間の休みがもらえたので、その休み期間は毎日試験前と同じ1日を過ごしていました。
試験当日は、それまでの数日と同じことをやるだけなので、非常に精神的に余裕があり、他の受験生よりも圧倒的に優位に立つことができていました

みこまろ

試験当日と同じ1日を過ごすのは面白いね!

しっぽ

そうだね!当日には試験会場が自分のホームになっていたよ。「他の受験生の皆さん、我がホームへようこそ!」って気分だったし、誰にも負けない自信を持って試験に臨めていたよ!

当日の心構え(解ける問題を確実に解く)

ここまでくれば、当日は大きなミスさえしなければ合格できます!
しかし、税理士試験は何があるかわからないものです。
試験当日の心構えについて説明していきます。

試験当日の心構えは以下の通りです▼

試験当日の心構え

①出題意図を読みとる
②わからない問題に時間をかけ過ぎない(出題ミスもある)
③理論問題は空白にせず何か書く

①出題意図を読みとる

まず、試験当日に一番してはいけないのは、出題意図を読み間違うことです。
特に理論問題は、解答すべき条文を間違えて書いてしまうと、その問題の点数がなくなってしまいます。題者が何を回答して欲しいのかを考えて回答しましょう。

おすすめは、まず解答の条文出しをした後に、問題をもう1回読み返すことです。問題を読み返す程度なら大きな時間ロスにはなりませんが、間違った条文を書いてしまって多くの時間をロスしてしまったら、その時点で合格が大きく遠のいてしまいます。

②わからない問題に時間をかけ過ぎない(出題ミスもある)

税理士試験は解ける問題を確実に解答できれば合格できます。
皆が解ける問題をいかに落とさずに取り切れるかが合否の分かれ目といっても過言ではありません。

自分が解答できる問題を確実に解答するためにも、わからない問題に時間をかけ過ぎないようにしましょう。わからない問題に時間をかけすぎると、解くべき問題を解く時間を確保できません。
そのためにも、自分がわからない問題は他の受験生もわからないと考えましょう。

しっぽの場合は、所得税の計算問題の大問1つ(10点分くらい)が全くわからず1点も取れませんでしたが、問題なく合格できています。
そういったこともあるので、特に計算問題における難しい問題の深追いは禁物です。

また、税理士試験には出題ミスもあり得ます
問題漏洩防止のため、出題者は少人数で試験問題を作っています。人がすることなのでミスも起こり得ます。
過去には解答に必要な条件が明示されておらず、答えが導き出せない問題も出題されています。そういった場合は、そこには配点が来ない可能性が高いです。そういった問題に時間をかけ過ぎないようにしましょう。

③理論問題は空白にせず何か書く

上でわからない問題に時間をかけないと書きましたが、理論問題はわからない問題であっても空白ではなく何か書きましょう
その場合、結論だけ記載して、根拠条文はなくても問題ありません。

理論問題は結論だけに配点がされていることがあります。例えば、課税か非課税か書くだけでも点数があることがあります。
それを書いただけで数点拾える可能性があるのであれば、書くか書かないかで点数に差がついてしまいます。こういった少しの時間で拾える点数があるのならば拾った方が良いです。

また、わからなくても他の知っている知識から予測して書くことも効果的です。

しっぽが受験した際も税法では、全く知らない問題が出されていましたが、知っている知識から予測して書いたことの一部が当たっていて点数を拾えました。

合格のために1点でも多く点を拾いに行く強い気持ちを持って試験に臨みましょう。

みこまろ

税理士試験は2時間で全てが決まってしまうから当日のプレッシャーは凄そうだね・・・

しっぽ

そうだね、物凄いプレッシャーだよ。大切なのは自分は絶対に合格するんだという強い気持ちを持って臨むことだね!ここまでの勉強法を実行できた人は絶対に合格できるよ!

【まとめ】毎日やるべきことを続けられれば合格できる!

税理士試験は学習期間が非常に長期間に及ぶものです。
先のことまで考えてしまうと気が滅入ってしまいモチベーションを落とすこともあるかもしれませんが、

大切なことは、毎日やるべきことをやり続けることです。
やるべきことを確実にできた1日1日の積み重ねが自分を合格に導いてくれます。
小さな成功を積み重ねることが大きな成功に達する唯一の方法です。

しっぽ

税理士試験は非常に困難な試験です。これから挑戦する人も挑戦中の人も大変な苦労をすると思います。それでも諦めないでください。小さな成功を積み重ねれば必ず合格できます。

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